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日記

「ありがとう」 〜1

'16年11月3日 06:51

最終電車に乗っていた
立っている人がまばらにいる程度の混み具合の中、私はドアにもたれながらボーっとしていた

向かいに私と同じようにドアにもたれている母親ぐらいのおばさんがいた
私と同じで仕事帰りなのだろうか
もたれかかり具合が、お疲れの度数を如実に表しているようだった

すると、突然咽せて咳き込みはじめるおばさん

この時期乾燥しているし、わかるわぁ、、もし私なら咳が止まらなかったら終電だし、飲み物か飴でも持ってなかったら喘息持ちだし究極の選択に追い込まれるなぁ。。なんて思いながら、私はおばさんが喘息持ちでない事をひそかに願いつつ咳が止まりますようにと思っていた

咳の音のテンポが早まる
私の願いとは裏腹に咳は止まらない
すると、、
咳の音が止まったぞ!と思っておばさんの方に目をやると、両手で口を押さえていた。呼吸を止めて、必死に咳の連鎖を止めようとしてる姿

おばさんは、きっと飲み物も飴も持ってないのかなぁ。。。
咳の音を出さずに、肩を上下させながら口を両手でおさまえるおばさんに、咄嗟に私の持ってる飲みかけのジュースのペットボトルを差し出した。
おばさんは、「大丈夫です。ありがとうございます。」と手をイエイエと振る。

私は軽く会釈をして、おばさんから目をそらした
そりゃそうだよなぁ。。どこぞの知らぬ女の飲みかけのジュース。。例え飲み物が欲しくても、貰うの躊躇うよね。。と、私は自分がした事の浅はかさに今更申し訳なくなった

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